２０１５年　２月　diary

ミナサン、コンニチハ。今日は２月２２日、２が３つも並ぶ日なんですね。

ところでこのお財布は２年前に男子高校生時代にご注文頂いた馬革のお財布です。先日お母様からご連絡があって本人が一生使うと言っているのでメンテナンスをしてくれないかというご相談を頂きました。

手元に届いた写真手前の黒っぽいお財布が・・・あまりのテカリにビックリ！！さすが馬革だわと言いたくなるほど黒とも茶とも言い難い独特な光沢を放ちスゴイ存在感を醸し出しておりました。こんな存在感のある革でバックを作ったら大勢の人が好きになっちゃうなと頭をよぎりましたが、そこはほらメンテナンスのご依頼ですからマジメに作業しましたよ（笑）解体して補強して手縫いをしてオイルを染み込ませ色落ち防止のスプレーを施して２日ほどで完成しました。また元の革色っぽくなっちゃったけど、ガンガン使っていればあの存在感がまた蘇るはず。良いな～馬革、本当に大好きです。

息子①と同学年の男の子（知らない同士だけど）なので息子にメンテナンスの話をすると「そんなに気に入っている財布なら絶対バージョンアップなんて余計なことしちゃだめだから」と強く諭されました（笑）気に入ってくれると嬉しいなぁ～。 

さぁ、コチラも完成しましたよ～。上部の仕上げです。サイドにDカンを付けましたのでショルダーにすることもできます。作る予定はなかったけれどこういうデザインは絶対お揃いの方がカワイイですからね～。どうしようかな～。頑張ろうかな・・・短めで。

革自体がツルツルするので肩に掛けた時滑ることを心配しボタンでまとめるラップを付けました。持ち手の部分が汚れてもこのラップを交換すれば良しというね、面倒くさがり屋からの発想ですねこれは（笑）それにしてもこの白の馬革はどんな経年変化をするのかな・・・楽しみでなりません。

このバックがお好きな方はきっと裏布もビンゴ間違いなし！と思っているので今年の夏にカッコイイバックに出会いたいと願っている人にぜひとも出会って欲しいとワタシも願っています。念力～～。

この白の馬革は今制作しているものの他にもう少しバックが作れそうなので、赤とのコンビや小さめのバックも作ろうかと考えていますよ。考えただけで嬉してワクワクが止まらなくなるこの気持ちって・・・。

そしてコチラも完成～。悩んだ結果、持ち手をサイド１本にしました。思っていたほど重くはないし肩への落ち着きが良いので使いやすいと思います。サイズは小ぶりですが絶対的な存在感がありますので１年中お使いになれます・・・と書いてから、もしかしてその存在感ってスクエアの金具から放たれているものか？と思ったりして。数年前に空工房のささきりえさんに作って頂いたものですがワタシにとってはとても貴重なものなのでここぞという時にしか使いません。いえ、使えません。

使っているうちコチラも渋～い光沢が出てさらにカッコ良く進化していくと思われますので金物がお好きな方は是非実物を見て下さいね。そうそう、コラボなどという大それたものではないけれど他にも使ってみたいと思っていた作家さんものを準備していますのでどんな作品に使おうかワタシ自身楽しみでしょうがないです。頑張りますぅ～、お楽しみに。

昨日発売されたONE OK ROCKのアルバム。内容はほぼ洋楽。昔からの洋楽ファンから言わせれば階段をひとつ上ったな、と思えるアルバムだった気がします。映像に目を奪われがちなYouTubeとは違いアルバムは純粋に音だけを聞けるから曲のイメージが大分変わります。 

るろうに剣心のテーマ曲だったThe Beginningで世界が広がって海外のファンも増えて今じゃ世界ツアーをするほどのバンドになっちゃって・・・。もうカッコイイったらありゃしない。

昔の尖っていた頃のワンオクの曲が好きだとか今まで通りメンバーで作った曲が良かったとかいう人達もいるけれど、彼らは若くてまだまだ人間として進化していく時期だもの、海外に飛び出して色んな人種の人たちや考え方からいっぱい刺激を受けて考え方が変わるのは当たり前。どんどん進化して洗練されて日本のロック自体も成長させて欲しいと願っています。

JAPANに載っていたインタビューでTAKAは、出来上がってくる曲を聞いてさすがにONE OK ROCKじゃないんだけどと思った瞬間、やるべきだと思った。と答えているところがあって受け入れたんだなと思いました。そうそう、一歩踏み出す時って受け入れることから始まるってこと多いんですよ。肩の力を抜くと今まで見えなかった世界が見えてくるというか。自分だけのこだわりみたいなもんを捨ててみると集まるというか。ね。

ワタシはこの３５XXXV（サーティファイブ）のアルバムが好き。昔の記憶が蘇ってくるほど心を揺さぶられる感じがしてワクワクしてきます。彼らの進化の過程を見ながら刺激を受けられることが本当に嬉しいです。５月半ばには宮城セキスイスーパーアリーナの２daysが決まったので「KISSと同じ会場・・・、しかもB’zやサザン、福山と同じって・・」と呟いてしまいましたが時期的に難しいかもと思い、いまのところはライブ参加は考え中です。

メールをチラホラっといただきました。

仙台で作品が見れるところはどこ？というご質問がありました。個人的にもお返事を出しましたが、ひとつひとつ手作りな上にひとりで全般担当なのでお声掛け下さるイベントも展示会も自分のタイミングでないと動けないというのが現状です。今のところは地元仙台で毎年開催されている杜の都のクラフトフェアに参加させてもらっているのでそこで仙台の皆さんにはお会いする機会があります。

スタッフの皆さんもこのイベントを盛り上げるため毎年とても頑張っておられますが、仙台にお住まいの方にもまだまだ知名度は低いのでワタシ達クラフトマンもレベルの高い作品を出して毎年楽しみにしていただけるイベントに貢献しなくてはいけないと思っています。とはいえ、年々参加希望者は増えていくしレベルの高い作品が並びますので自分が参加できるかどうかはさておき毎年レベルの高い作品を見られることが嬉しくて楽しみでしょうがないイベントであることは確かです。

それから、くろすろーどさんでの個展の日時は６月１１日（木）～１６日（火）までと決まりましたのでまずは第１報をご報告させていただきます。詳細は追々ご報告しますので～。

”恋しました～”というメールもチラホラといただいていましたね・・・（笑）恋心が冷めないよう仕上げていきますので楽しみにしていて下さいね～。あはっ。 

今日は久しぶりに材料調達に出かけて来ましたが、ホント良いお天気でした～。大寒も過ぎてこれからは日が長くなって来ますから春に向かってワクワクが加速していく季節～。体調を崩さず残り少ない冬を楽しんで行きましょうね。

それでは！続々作っているバックの一部をご紹介しましょう。

写真のバック、実は大きさが違うんですよ。白の方が下のバックの１．５倍はあります。まだ制作途中ですがそれぞれの写真にすると大きさが分かりにくいもんですね・・・。ということで、まずは白の馬革バックですが年末に仕入れたカッコイイ馬革でしてこのナミナミを付けた時点でカッコイイ感じになったのに・・・どうしても俗っぽくスタッツを打ち込んでみたくなって（笑）裏表にスタッツをコツコツ打ち込んでみました～。（意外に時間がかかる作業）とても軽くて表面がツルツルしているので雨や雪のシミも心配なく汚れが付きにくい革だから夏の汗にも対応できるんじゃないかな～？と思っています。まだ外側しか出来ていませんが、革好きにはたまらないシワ加工の革なので”きっと誰かが恋をする”と思いますよ～（笑）

そしてコチラのバックはひと回り小さい形で女性の方には好評を得ているサイズのバックです。

２０１４年に作った３色バックは白のサイズと同じで大きかったから、今年はまずはこのサイズから挑戦してみた、という感じです。写真では分かり辛いけれど、それぞれムラ染め加工のオイルレザーを使っているので実物はとてもワイルドでございます。

この制作をする時、色合いにとても悩んでしまったのでしばらくほったらかしていたある日、このグリーンのオイルレザーを合わせてしっくりきたという経緯がありました。ワタシはきっとブラウンとグリーン、ブラウンとブルーの組み合わせが好きで知らず知らずのうちにこの組み合わせをしてしまうのでしょうね。ある種の癖かもしれませんが、ワタシらしいといえばワタシらしいのかもしれません。この色の組み合わせにシンパシーを感じる方もいらっしゃると思うので完成を楽しみにしていて下さいね～♪と言っておきます。

そんな感じで外側だけの新作を１０パターンほど同時進行で制作しているのですが、革のカッコ良さに日々惚れ惚れしてしまって早く完成形を見たくてしょうがない気持ちに作業が追い付かないという状況で楽しいのにストレスを感じるというね、バランス、メンタル、ともにイマイチです。

どうでも良い話ですが・・・めがねを変えたら字を読みやすくなって溜まっていた本やマンガを読みまくっています。年末に買った「Mr.都市伝説　関暁夫の都市伝説⑤」が面白くてたまりませんでした。世界の状況が本に書かれていることと重なって不安にもなってきますが結局はなるようにしかならない・・・と思って終わるワタシです。これから激動の時代が来ようが一般庶民はそれぞれが出来ることをしっかりとやっていくしか方法はないと思うし、それが過去から未来永劫続いていく人間の役割なんだと思います。

感化されつつ（笑）ワタシはワタシで今できることをしっかり頑張っていこうと思うのです。（あたりまえ～）