2018年 5月 diary

 

 

フジワラメグミ バック展3 2018年6月15日(金)~24日(日)

 ・galerie arbreギャルリアルブル)  青葉区一番町1丁目11-27  022-221-7117 

   http://www.shoparbre.com/     (駐車場は無いのでお近くのコインパーキングをご利用ください)

 

     ・11:00~19:00(日曜祭日 ~18:00) 定休日 火曜日

  ・在店日  15日(金)~17(日) 22日(金)~24日(日)

                 

 

 

 

 

 

5月25日(金)キイロ

黄色の革が続きます。

出来立てホヤホヤのお気に入りバック。自分で持ちたい。

大人はこのくらいのサイズのバックに持ち物少なめで、シュッと肩に掛けて背筋を伸ばしてサッーと歩いて欲しい、という願望が生まれました。だからシュッとは歩けないワタシには似合わない、ってことで脳内完結。

この革は2014年に出会っていた牛カーフ(生後6か月以内の革)。要は仔牛の革ですね。当時は派手な色合いに気おくれして作ることを諦めていたけど、久々に引っ張り出して何を作ろうと思って購入したのだろうと考えてしまいました。完成してからその答えが、2015年4月10日のdiaryに書いていたことを発見。そっか、長サイフを作るために選んだ革だったのね、と。結果、長サイフにならなくて良かったね、という気持ち(笑)

 

ということで、見ため通りのマチ無しバックです。サイズが横33×縦29と大きくないので、荷物少なめな方におススメです。荷物を入れて真ん中が重さで窪むかとも思いましたが、革のハリで思っていたほどは窪みませんでした。(なのでシュッとするというイメージが膨らんだわけ)

黄色は安定流行のボーダー柄のファッションにも似合います。黒や紺、青のボーダー柄にこの黄色のバックを肩に下げると一気にあか抜けるはず。ぜひお試しくださいね。

 

DMに使用したコブ牛の革とは違う黄色の革に挑戦したのは、立ち読みした雑誌に”差し色は黄色から挑戦してみる”的な事が書いてあったのを思い出したからというのがひとつ。もうひとつは、世界の流行らせたい色が今年は黄色だったということ(たまたま合致した)からです。

黄色は自分にとっては強くて派手なイメージがあったし苦手意識を持つ色でもありました。ここにきて次々に黄色の革を使っているのか自分でも良く分からないけど、潜在的な苦手意識を乗り越えるための時期が来たのかもと分析しています。この先ワタシにいつ黄色の革ブームが来るのか分かりませんので、いつか黄色に挑戦してみようと思っていた方がいらっしゃるならこの機会にぜひ実物をご覧になって頂きたいと思っています。

 

 

 

さて前回もご紹介した長サイフです。完成しました。

もうね、手縫いゾーンに入ると、とたんに弱気になるっていう、自分のメンタル、何とかしなければいけません。毎日コツコツ縫うのみ、で指や肩、腰も合せて苦しい作業といっても過言ではありません。そしてそのゾーンを抜けると気持ちが一気に晴れるのです♪(笑)

 

人気のグレー牛革の作品も完成したところで、前回う~んって思っていた黄色の長サイフの改修に取り掛かりました。厚みも解消され、こうして改修すればいいんだということを学びました。どこにヒントがあるか分からないものです。ヒントにたどり着くには作り続けていることと、いつも考えていることが一番の近道です。

  

 

 

ここからは別の作品展のお話を。

一番上のDMは「ささきりえ展~派生する金属」5/17~29まで一番町の阿部敬四郎ギャラリーで開催されています。工房を黒松から村田町に、そして今は横浜に移されてご活躍されています。いつも繊細な作品に感動させられます。自然をモチーフにした作品が多いので大好きな作家さんなのです。

で、その下はご存じwenziことユキエちゃんのmichikake cycle23のDMです。いつもインスタを見てカワイイ作品に癒されています。今回も行列ができるほどの大人気な展示会になるんだろうな~と予想がつきます。行かれる方は楽しんで来て下さいね~。6/8~10、メリラボで開催です。

 

左のDMは、ひびのさん見たさに訪れた工藝藍學舎(こうげいらんがくしゃ)さんから届きました。suzuki takayuki さんの2018-2019の秋冬新作コレクションのご案内。聞いたことがある名前だと思ってググってみたところ、情熱大陸で見たデザイナーのスズキタカユキさんで、チョービックリしました!!しかも25日(金)と26日(土)は在朗という贅沢!どんな繋がりが・・・謎(笑)自分の作品展が近くなければ絶対足を運びたい展示会です。お近くの方、ファッションに興味のある方は滅多にない機会だと思いますのでぜひぜひご覧になって下さいね。そして、行かれた方はその感動をそのままご報告をお願いしま~す。

あぁ~全部行きたい。。。

 

 

 

 

 

 

5月18日(金)作品

コンニチハ、皆さん。今日は昨日に比べてぐっと気温が下がりましたよね~。今の時期、ホント体調を崩したくないんですけど今年に入って息子①から2回も風邪を移されているので、この週末も気を引き締めて過ごしていきたいと思います。

体調がイマイチなのか、ストレスなのか分かりませんが、今月に入って顔にかゆみを伴う赤いブツブツが出ていて、治ったり再発したりの繰り返しで家族から”病院に行け”コールが出ております(笑)しかし、この時期は乾燥による赤いブツブツが出ることが多いので、テカルくらいべったりワセリンを塗りたくってそのうえに薬を塗り、老化によるコラーゲン消失も考えられるので(ググった)ビタミンCを取りまくって乗り越えている最中です。

 

 

てなことで、なかなか作品をゆっくりご紹介するタイミングがなかったので、別パターン写真でご説明しますね。

コチラはDMと同じバックで、外で撮影したバージョンです。外では黄色のバックの色がこんな風に見えます。黒は質感が分かりやすいかと。触ると光沢があることでツルツルしながらもボコボコ感もある、って感じですかね。このコブ牛の革は昨年のメインバックに使ったショルダーバックの赤とキャメルと同じ革になります(Homeに出てくる4色のバック)柔らかいのにほど良いハリもあって、表面のコーティングのおかげで汚れにくく水分吸収が低い優秀な革です。おそらく革自体に心を奪われてしまう方が多いのではないかと思います。

そしてこのバックには、今回初めての試みをしておりまして、大きなポケットの裏に小さめのDカンを付けています。パスケースやカギの収納用です。すぐに出し入れしたいカードケースやカギものを優先的に吊るしておくと探す手間が省けるかと思います。(使っていないので何ともいえないけど・・笑)

 

 

 コチラはホワイトとブラウンの山羊革のコンビバックです。とても軽くてビックリするくらい柔らかい革です。旅行に折りたたんで持って行けるタイプです。

このバックはあえて一枚革のショルダーバックではなく、メリハリを付けたくてハンドル部分とショルダー部分の表を、それぞれベージュとライトブラウンにしています。裏はコーティングされているバッファローの白革を使い、夏にガンガン使って欲しかったので白Tとジーンズに合せられるよう軽やか感を出してみました。

コチラのバックにはポケットにDカンはついていませんが、本体内側の両サイドにリングを付けてあります。ショルダー部分は取り外し不可、太くて短めです。ショルダーとして使わない時は、本体にそのまま入れると形が変わって違うバックのように楽しめます。

 

見ため的に白のバックが欲しいと思いましたが、装着してみるとダークブラウンの方がしっくりきました。年齢的なものなのか、見た目的なものなのか分からないけど、それでもワタシは、この白バックが好きだな~って思います(笑)

 

 

はい、お馴染みの長サイフです。出来立てホヤホヤです。

下段の黄色の革は、DMバックと同じコブ牛の革で作ってみました。しかし・・・結構ボリュームが・・でた・・って感じです。上ふたつの軽やかさに比べたら・・・う~んってなっています。まっ、実物を見て下さればと思います(笑)長サイフはもうひとつ、グレーの革でも作ります。これからキャッスレス時代になるかもしれないけれど、ぜひ今のうちにお気に入りを見つけて下さいね・・・って、違うか。

 

 

DMを発送してから、たくさんの方から温かいお言葉をいただきました!ありがとうございます。

制作ばかりの引きこもりの毎日でDMの準備を始めた頃からテンションが下がり、精神的にキテルと感じていました。皆のSNS発信を見て、楽しそうだな~と思ってついついため息をつく的な感じでしたが、お客様を始め友人知人、モノ作り仲間の作家さん達からたくさんの優しい言葉をかけてもらい、とっても有難かったと同時に救われた気持ちになりました。

まだ始まってもないのに、救われてどうすんだって話なんですけど、頑張っている人は頑張っている人の気持ちが分かる、頑張っていることを知っている、って思ったら、泣けてきちゃいました(笑)こんな気持ちになることは滅多にないけれど、作品を作リ続けるための通過点なのかもしれないですね。励まして下さった皆さん、本当に、本当にありがとうございました!

後半戦は、キラキラ革の小さめバックを作っていく予定です。今年のキラキラ革は、山羊革のダークなキラキラ革とシルバー箔の革など、市販モノとは違う一点物を楽しんでもらえる作品を作っていきますよ~。

頑張ります! 

 

 

 

 

 

5月7日(月)フジワラメグミ バック展3のご報告

コンニチハ、皆さん。GWは楽しめましたか?ゆっくりできましたか?さあ今日から通常業務に戻ってまた頑張っていきましょう~。

と張り切ってみたものの、早速GW疲れが出ちゃっている。心が付いていかないもの(笑)頑張りすぎないでゆっくりリズムをつかんで行くとします。

 

ということで、バック展3のDMが完成しました。今回のデザインはちょっと派手ですよね。ギャラリーdotが閉店してから個展のことはゆっくり考えようと思っていたけれど、思いがけずアルブルさんに声をかけて頂いたことでワタシの中では色んなことが急展開で、大丈夫だろうか?という気持ちを抱えながらここまで辿り着いた、という感じです。

 作品作って20年近くもなると、若い頃にはノリで楽しめた急激な変化も楽しむだけではいけないという深読みの方が先にきて、迅速に対応したいけれど一旦考えようか、ってなる。これが10年超えると見え方が違ってくる世界の一端なのかもしれないですね(笑)

 

今回の展示会はアルブルさんの店内での開催ですので、自分の作品だけでなく他の作家さんの作品も同時に見ることができます。今までとは展示方法が変わってくることを考えると新しい挑戦になるだろうと思います。アルブルさんのファンの方も大勢いらっしゃると思うので、いつも以上に張り切って制作してみましたが、これまでに完成した作品はやっぱり自分スタイルでした(笑)等身大で頑張ります!

 

DM掲載の作品は、昨年仕入れたコブ牛のカッコイイ革です。仕入れの時から次回展示会用のメイン作品に使おうと思って購入していた革です。ブラック&イエローは、ワタシにしてはちょっと派手な色合わせだったけど、いつか挑戦してみたい組み合わせでもあったので思い切ってみました。ところが、すんなりイメージできたバック制作と違って難航したのは撮影でして、もっとパソコンを使いこなせなきゃ時代についていけないってことを思い知らされました。アルブルさんのフォローを受けて何とか完成した表面はちょっとアナログ感漂うデザインではあるけれど、味があってこれはこれで良かった、と思っています。アルブルさんには「キリっとして良いデザインですね」と褒めてもらったしね。ふふふ。

 

制作と並行してDMの発送作業も頑張りますので、もう少しお待ちくださいね。ヨロシクお願い致します。

 

 

さて。ここからはGWに行った遠出のお話し。

遊んでる場合でもなかったけれど、夫に連れられ再び三陸方面に出かけて来ました。南三陸さんさん商店の海鮮ものを目当てに行きましたが、駐車場にある県外ナンバーにビックリでした。一番驚いたのは和歌山ナンバー!遠いよ、遠すぎる、和歌山、復興支援がハンパない!

 

そして2013年にチリから寄贈されたというモアイ像が何とも目立つ(笑)大人気でたくさんの人が写真を撮っていました。なんか目がコワイ。

お目当ての海鮮丼店はたくさんあったけど、一部のお店が大行列で入れなかったから、自分で海鮮をチョイスして食べるランチにしました。どのお魚もコリコリしていてホント美味しかったです。

周囲はまだまだ復興工事途中で、新しい街に生まれ変わろうとしているようでした。移動途中に津波にのまれた大川小学校を目にして胸が苦しくなりました。報道の通りに確かに低い場所にある小学校だったから津波の非難については常に強く意識しておかなければいけない場所でもあったと思いました。それにしても赤くてオシャレな建物だった小学校が、海藻や流木を纏ったままボロボロと朽ちていく姿は何とも言えない切なさと苦しさがありますね。この場所で尊い命を亡くされた方々のご冥福を心よりお祈り致します。

 

三陸と言えば、リアス式海岸だけあって海沿いは本当にギザギザが凄いんですよね。あまりの迫力に何度も車を降りて写真を撮りまくってしまいました。この海の先には(火山活動が心配な)ハワイやアメリカ大陸があるのか・・・とつぶやくと、隣にいた夫が「太平洋だからね」と返してきました。つまらんのう。夢は持たない現実主義の夫。それでも引きこもり気味のワタシを気分転換と称してここまで連れ出してくれたことには心から感謝なのです。